東京ー大垣間を結ぶ臨時夜行快速「ムーンライトながら」の運転が終了、というニュースが、今日随分と話題になっていたようですね。
苦学生だった学生時代、東京の就職面接に行く/帰る余裕がなくて、青春18きっぷを握りしめて大阪-東京間を往復するときに、ムーンライトながらの前身だった「大垣夜行」をよく利用していました。小説で読んだ(夜行急行「銀河」で思索にふける…)という文面を、垂直座席の硬い座席で追体験しているような、そんな高揚を思い出しています。
コロナ禍で満員長時間が許容されないですし、車体も老朽化し、高速バスやLCCとの競争に勝てないのは仕方ない…。小さい頃・若い頃に、小さな冒険を企てるツールがあったことは幸運だったんだなと思うだけです。今の小さい子や若い子も、きっと彼等なりの冒険ツールを見つけているでしょうし。例えばスマホとか。